【１本でも実がなる】
サクランボ
「暖地桜桃」
（だんちおうとう）
5号プラスチック鉢苗

暖かい地域でも栽培できるサクランボ「暖地桜桃」（だんちおうとう）

サクランボ・暖地桜桃（だんちおうとう）は関東以南の暖かい地域でも栽培できるサクランボです。
普通のサクランボは冷涼な気候を好むため、主に東北以北の寒冷な地域で栽培されていますが、暖地桜桃は普通のサクランボより１カ月ほど早い3月中旬頃に開花し、1本だけでも良く結実するので受粉樹もいらず家庭でも栽培しやすい品種です。

＜サクランボ（桜桃）の基本情報＞

サクランボ（桜桃）には種類がいくつかあります。
よく知られている「佐藤錦」や「ナポレオン」などはカンカオウトウ（甘果桜桃）で、自家結実性がないので受粉樹として別品種を植えて受粉させる必要があります。受粉には相性の良い品種の組合せがありますので、事前に確認して植えつけましょう。
果実に酸味があるのがサンカオウトウ（酸果桜桃）で、比較的自家栽培しやすい品種といわれていますが、酸味のせいかほとんど流通していないようです。
中国オウトウは、シナミザクラ（支那実桜）が正式名称で、一般には暖地桜桃（だんちおうとう）の名称で知られています。自家結実性があって暖かい地域で良く結実し、強健で育てやすいので、家庭果樹栽培に適しています。

実付きが良好で
真っ赤な果実が毎年鈴なりに

暖地桜桃の果実はひと粒が3ｇ～5ｇと小粒で、佐藤錦や紅秀峰などの甘果桜桃と比べるとやや糖度は落ちますが、強健で病害虫にも強く、毎年赤い果実がたわわに実るので初心者にもおすすめの育てやすいサクランボです。
自家結実性があるので1本でも良く実をつけ、苗を植えて3～5年後から開花・結実しはじめます。
開花時期が普通のサクランボより早くて開花時期がずれているので、他の品種の受粉樹には利用できません。

春は白花でお花見を
初夏には真っ赤な果実の収穫が楽しめる

暖地桜桃は春先に白い花が咲きます。
桜によく似た花で、穏やかな春の陽射しとあいまって優しい景色を楽しむことができます。
花が終わると、初夏には丸くて赤い果実がたわわに実ります。
１か所に数個ずつ実がつき、果実の色が橙色から真っ赤に変わったら熟したサインです。
熟したものからひと粒ずつ、果実を傷めないよう優しく収穫しましょう。